こんにちは、いい病院ネットです。
今日は、セカンドオピニオンについてお伝えします。
みなさん、この「セカンドオピニオン」という言葉、聞いたことあるでしょうか?
最近ではかなり一般的な言葉になってきたのではないでしょうか?
セカンドオピニオンとは?
主治医とは異なる別の医師に、診断や治療について意見を求めること。
をいいます。
主治医からの紹介状が必要で、自費診療が原則なのですが
なかなか良くならない身体の不調を、別の医師の視点から診断することで
思わぬ糸口が見つかるということもあるようです。
患者自身の意思でより良い医療を選択できる。
そういう時代になってきたのではないかと思います。
今日は、そんなセカンドオピニオンの代表的な例として
先日、テレビ番組「たけしの健康エンターテイメント・みんなの家庭の医学」で紹介されていた内容をご紹介したいと思います。
症状1:めまい
急に立ち上がるとクラクラする。
目の前の景色がぐるぐる回る。など
さまざまなタイプが存在する「めまい」
原因も多岐にわたり、専門医でもなかなか診断が難しいのだと言います。
5人に1人が原因不明。
有効な治療ができずに何年も苦しんでいるという人もいます。
番組で紹介された方も、治らないめまいに苦しんでいたそうです。
●10秒ほどのめまいを繰り返し病院へ
首を動かした時に10秒くらいのめまいがするようになり病院へ
すると、「良性発作性頭部めまい症」
と診断されたそうです。
ファーストオピニオン:「良性発作性頭部めまい症」
めまいの原因の中でも最も多く、全体の4割がこの症状。
この方も、この診断が言い渡されたのです。
良性発作性頭位めまい症とは?
ベッドに寝たり、ベッドから起きたりするときに数10秒~1分程度の回転性のめまいがするという症状がでます。
確かに、この方の症状に当てはまります。
薬を処方されて、しばらく薬を飲みながら過ごすことになるのですが
再びそのめまいがやってくるのです。
しかも、次第にめまいの時間は長くなり、その頻度も多くなっていくのです。
●めまいの真の原因を探し出す名医とは?
何度か他の病院にも行ってみたのですが、結果は同じ。
でも、めまいは治らない。
困り果てていたころ、知人に聞きながらたどり着いた、「めまい」の名医とは?
奈良県立医科大学付属病院:耳鼻咽喉・頭顎部外科
准教授:山中敏彰先生
めまいの専門医として20年
のべ5万人の患者を救ってきためまいのスペシャリストなのだそうです。
この患者さんも、この先生の噂を聞いて診察に訪れたそうです。
そこでくだされたセカンドオピニオンとは・・?
●まさかの診断結果が・・!?
問診や検査をひととおり行い
そして名医が導き出した結果によると・・
この方のめまいの原因は
なんと「首」にあるのだと言います。
そして下された結果は
セカンドオピニオン:「椎骨脳低動脈循環不全」
椎骨脳低動脈循環不全とは?
首から脳へとつながる椎骨(ついこつ)動脈と脳底(のうてい)動脈の血液が不足すると、脳に十分な血液が運ばれず、めまいが起こります。
これが「椎骨脳底動脈循環不全」という病気です。
つまり首の血管のつまりによって、めまいが引き起こされていたというのです。
このように、めまいの原因が目や頭ではなく、体中すべての部分が原因で起こりうる可能性があると言います。
このように、セカンドオピニオンによって、今まで思いもしなかった原因が浮かび上がり
その結果、原因不明だった体の不調に、どう対処していけばいいのか?ということが見えてくることがあります。
次回は、「頻尿」その意外な原因とは?
をお伝えします。
以上、いい病院ネットからお伝えしました。