がんのこと、もっと良く知ろう②

がんのこと、もっと良く知ろう②

こんにちは。いい病院ネットです。

がんと診断された時、何から行動すればいいのか判らないというのが実情ではないかと思います。今回は、がんと診断されて、治療を選択するまでについて、お伝えしたいと思います。0323

■診断されたら、医師に説明書を書いてもらう

今は、外来で普通に本人が、がん告知を受ける場合が多くなっています。それだけ、がんが誰もがかかる当たり前の病気になったと同時に、治療をすれば治癒する可能性が高い病気になってきたことでもあります。

けれど、告知をされる本人は、そうではありません。がんと言われて、「頭が真っ白になった」という方が殆どではないでしょうか。表面上は、医師の説明を聞いているように見えても、頭の中では、今の仕事のことや家族のこと、急に死が近くにきたような気持ちが湧き上がり、医師の説明の8割程度は覚えていないのが実情のようです。

また、医療用語は日常の言い回しとは異なるために、一つの言葉に躓いてしまって、その後の説明が頭に入らなかったり、メモが取れなかったりすることもあります。

おススメなことは、がんと診断された時は、医師に説明書の記載を求めることです。病名と病期(病気の広がり)、治療方針、今後に起こる可能性など、ポイントだけでも記載してもらうことで、客観的に自分の状況を認識できることができます。

家族や誰かに説明する際にも、そのメモの言葉を使って伝えることで、余計な心配をしたり間違った情報が行きかったりことが少なくなります。

医師には説明責任がありますし、用紙を書くのを嫌がる医師であれば、今後自分の体を任せられるかの価値判断の一つにもなります。

■「治療の場」を選択する基準を考える

がん治療を受ける時の基準は、患者さんにとってどうしたいかになります。希な種類のがんであり、根治治療を目指したい場合には、通うのが大変であっても、そのがん治療をより行っている病院に通うこともありです。

けれど、見つかった年齢や状況などによっては、最先端の治療や病院にこだわる必要がないこともあります。

ご本人が、ご高齢の場合や、他の病気にかかられている場合には、病気の広がりからは根治が望める治療があったとしても、体力的に手術ができない場合もあります。また、ご本人よりも、家族の方が自分のコトとして動揺してしまい、遠くても治療をしてくれる病院を探し回ったり、逆に色々な情報に混乱してしまい治療選択がうまくいかなかったりすることも多くあります。

大切なのは、ご本人が病気をどうとらえているか、そこをはっきりとすることが大切です。「治療はしたいけれど、可能なら近くで治療をしたい」という希望があるかも知れませんし、「通勤途中で、病院に通える体制にしたい」と望むかも知れませんし、「何が何でも治したい!臨床試験だって受ける!」と考えるかも知れません。

がん治療は長期戦になります。まずは、どこをホームグランドにして、治療を受けるかの基準を決めて、その基準や希望に合わせて病院を選ぶことも大切になります。

■自分の気持ちを話せる場所をみつける

がんと診断された後、周りの人の目が変わったように感じたり、家族に心配かけたくないと感じわざと元気にふるまったりと、自分の気持ちを隠してしまう方がおられます。そこが、他の病気とがんと診断された時の違いだともいえます。周囲の方が持っている知識やイメージが、患者さんとの間に壁をつくってしまうのです。

そのため、できれば患者さんやご家族の方は、自分の気持ちを話せる場所を見つけて欲しいと思います。

患者会や、がん相談室などを利用することも良いと思いますし、心許せる友人に話を聴いてもらうことも良いと思います。話すことで、自分の不安を吐き出すと同時に、自分がやりたいことや、やっておきたいことが見えてくることにもつながります。

吐き出すことは、弱音を吐くこととは違います。あなたの気持ちを整理して、自分のこれからを考える大切な時間になります。

■仕事や社会的役割は続ける

がんと言われた時に、「大変な病気だから仕事を辞めて治療に専念する」と、仕事を辞めてしまう方や、家族の方が「仕事を続けるなんて……」と心配されて相談に来ることがあります。

がん治療は、日々刻々と進歩しています。例えば、数年前は数週間の入院が必要だった手術が、数日で退院できることさえあります。それは、診断・治療方法が向上し、必要最低限の切除と、体に負担が少なくQOLを高める治療法方法を選択できるようになってきているためです。実際に「傷がこんな小さくて済むんですね」「こんなに早く退院できると思わなかった」と、手術を経験されて話す患者さんも多くおられます。

だからこそ、治療がはっきりと決まっていない段階で、仕事や社会生活の役割を中止し諦めてしまうことは、もったいないですし、早急すぎる場合もあります。

また、がん治療は、病状によっては経過が長く、数年に渡り治療が必要になる場合もあります。そんな時に、あなたを支えてくれるものが、仕事で得る収入や、社会とのつながりであることもあります。

医師に治療を提示された場合にも、遠慮せず、仕事や趣味や社会活動のことを医師に話をして欲しいと思います。長い経過を見る必要がある病気だからこそ、医師に自分の生活の事を含めて話すことが大切です。

忙しい医師には話せない場合には、看護師や相談室のスタッフと話しをすることで、自分が受ける治療の経過を知ることもできます。まずは、自分の不安や困っていることを伝えて、情報を得ることから始めてみて下さい。

まとめ

いかがでしたか?治療を決める前の気持ちや、判断についてフォーカスして説明させて頂きました。

ライター:村松まみ

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