脳血管内治療脳動脈瘤(破裂、未破裂)、脳動静脈奇形、硬膜動静脈奇形、脊髄動静脈奇形に対する塞栓術、急性期の脳梗塞、頸動脈および頭蓋内狭窄症に対する血管形成術、ステント留置術など のゴッドハンド
村山 雄一

プロフィール

東京慈恵会医科大学を卒業後、同院附属病院にて勤務。その後カリフォルニア大学ロサンゼルス校に留学し、脳血管内治療を学ぶ。同大学放射線研究センター長、脳血管内治療部準教授などを経て、帰国後には東京慈恵会医科大学脳神経外科講座主任教授を務めている。
日本脳神経外科学会、日本脳神経血管内治療学会、日本脳卒中の外科学会、World Federation of Interventional and Therapeutic Neuroradiology、日本脳神経外科コングレス。

専門分野 脳血管内治療脳動脈瘤(破裂、未破裂)、脳動静脈奇形、硬膜動静脈奇形、脊髄動静脈奇形に対する塞栓術、急性期の脳梗塞、頸動脈および頭蓋内狭窄症に対する血管形成術、ステント留置術など
診療科目 脳神経外科
所属病院名

東京慈恵会医科大学附属病院

実績・その他

15年ほど前まで、くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤に対しては開頭してクリップで動脈瘤の根元の部分を閉塞するクリッピング手術が一般的であった。そんな中、まだ日の目を見ていなかったコイル塞栓術の第一人者である。コイル塞栓術とは、足の付け根の大腿動脈に挿したカテーテルを使い、コイル状になった形状記憶のプラチナ線を脳内動脈瘤の中に留置することで脳動脈瘤内への血液流入を阻止し、瘤の破裂を抑える術式である。開頭しないぶん患者への負担が軽減される。また、生体反応を高め、脳動脈瘤の再発を半減させた新型コイルや、スマートフォンで脳卒中の救急医療をサポートする遠隔画像診断治療補助システム『アイストローク』などの画期的な発明を世界中へ広めるべく奮闘している。

治療に関する考え方・ポリシー

「最大の関心事は不要な手術をいかに減らすか」と語っている通り、脳動脈瘤の破裂の危険性を見極めることに重きを置いている。同院にて過去9年間に診察した3500人以上の未破裂脳動脈瘤患者のうち、70%は手術を受けずとも良いとの診断をした。「医療の目的は安全に患者さんを守ってあげること。切らずに済むなら切りたくないし、治療しなくても大丈夫ならそれが一番いい。」と語る。一般的には手術件数の多さで評価されるなか、彼のポリシーは揺るぎない。

取り上げられたメディア

NHK総合「あさイチ」40代女性は要注意?!くも膜下出血(2014年5月14日放送)
テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2014年1月31日放送)
TBS「これが世界のスーパードクター」(2011年6月16日放送)他

名医リスト

心臓治療のゴッドハンド
外科のゴッドハンド
がん治療のゴッドハンド
脳治療のゴッドハンド
眼科のゴッドハンド
その他のゴッドハンド
腰痛・関節痛のゴッドハンド