胃がんのゴッドハンド
笹子 三津留

プロフィール

1976年 東京大学医学部医学科卒。東大第二外科で臨床および研究を行う。1984年 フランス政府給費留学生として1年間パリ大学医学部へ留学。1987年 国立がんセンター病院外科勤務、同中央病院外科医長1992年、オランダ外科学会金メダルを受賞1997年、国立がんセンター田宮賞受賞。1997年 国立がんセンター中央病院第一領域外科部長。2007年 兵庫医科大学上部消化管外科教授に就任

専門分野 胃がん
診療科目 上部消化管外科
所属病院名

兵庫医科大学病院

実績・その他

通算症例数2,000例以上、年間1,200人の紹介者が訪れる日本でも超有名な外科医の一人で、胃がんの切除手術では世界的にもトップレベルにあるスーパードクター。通常生存率が30%しかない進行がんの手術においても50%を超える数字をたたきだすことに成功し、国内外から高い評価を得ている。国立がんセンター中央病院の副院長という要職を務めるも、デスクワークに追われる日々にもどかしさを感じ、2007年に同病院を退職しました。「もっと患者を診たい」「後進に技術を引き継ぐことが使命ではないか」という考えから、同年に出身地の西宮にある兵庫医科大学で上部消化管外科教授に就任し、現在に至っています。

治療に関する考え方・ポリシー

「あの人のがんは絶対に残っていると、取りきれなかったと思っているのに、最終的には治った人とかもいるのはいるんですね。絶対に治らないということもないし、絶対に治るっていうこともない病気だから、100%と0%はありません。」そう語る通り、超早期のがんでも油断せず、他の医院でさじを投げられた末期のがんでも諦めずに真摯に取り組む。病気でなく患者そのものを診るというのもポリシーで、患者の年齢や生き甲斐、家族なども鑑みて、治療の選択肢をいくつも提示する。患者自身が望まなければ手術自体もしないと決めている。

著書等、医師の紹介誌等

「家族がガンにかかったとき」(築地書館)
「胃がん治療のすべて 胃癌治療ガイドライン対応版」(築地書館)

取り上げられたメディア

TBS「これが世界のスーパードクター」(2011年3月22日放送)
NHK総合「プロフェッショナル 仕事の流儀」(2014年4月14日放送)
NHK教育テレビ「ETVワイド」[がん医療を問う]など

名医リスト

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