1959年岡山県岡山市生まれ。岡山大学医学部を卒業後、同大学院にて医学博士を取得。ワシントン大学胸部外科にて肺移植を研究する。帰国後、岡山大学医学部附属病院(現・岡山大学病院)にて助手を務め、その5年後には日本で初めての生体肺移植を執刀し成功を収めた。1999年には岡山県文化奨励賞を受賞し、岡山大学医学部附属病院第2外科、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科腫瘍・胸部外科を経て、京都大学大学院医学研究科器官外科学講座呼吸器外科学教授を就任した。
専門分野 | 呼吸器外科全般 |
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診療科目 | 呼吸器外科 |
所属病院名 |
肺がんなど呼吸器外科手術は累計約3,000件を超え、肺移植は日米通算104例を経験した。日本で初めての生体肺移植を執刀、成功させたことでも有名なスーパードクターである。多忙な毎日でも時間を見つけては気さくに病室を訪ね、朗らかな笑顔で患者の緊張をほぐすことを忘れないその姿勢が天才医師と呼ばれる所以もあるのかも知れない。
外科は、自分の腕次第で患者さんの命を直接左右する医療です。その責任は重く、一流の外科医になるためには、厳しい修練が必要です。しかしながら、“先生に手術していただきたい”“先生に手術していただいて本当によかった”という患者さんの言葉を聴くとき、外科医になって本当によかったと感じます。患者さんに信頼される呼吸器外科をめざしています
「肺気腫の外科治療」 (清水信義共編著)(金芳堂)
NHK総合「プロフェッショナル 仕事の流儀」(2010年10月18日放送)
TBS「スーパーフライデー 巨大病院救命最前線 母と子の生命を救え!」(2003年9月5日放送)